コード奏法とは?使えると何ができる?
目次
コード奏法とは
コード奏法とは、広い意味ではそのままですが「コードを使って演奏する」ことです。
当教室のコード奏法(一般的なピアノ演奏)に限定すると、「メロディとコードネームだけが書いてある一段譜を見て、曲の形にして演奏すること」です。
いろいろな形がありますが、まずはピアノソロの一番基本的な形「右手でメロディー」「左手でコードを使った伴奏」を想像するとイメージが湧きやすいでしょう。
※以下、ピアノのコード奏法に限定して話を進めます。
通常のピアノの楽譜(大譜表)には、右手で弾く内容、左手で弾く内容が完璧に書いてあり、それを再現するために日夜練習をするわけです。代表的ものがクラシックピアノです。
しかし、一段譜にはメロディーとコードネームしか書いてありませんので、左手で弾く内容はコードを見て自分で考えて自由に弾くことができます。
コード奏法をするには何が必要?
前の章で「左手はコードを見て自由に弾く」と書きましたが、自由にやれと言われたらどうしたらよいのか分からないのが人間の常(笑)
そのような場合、ある程度の「型」や「お作法」を知っていたほうがやりやすいです。「型」や「お作法」をある程度習得すると左手を自由に付けて弾くことができますし、極めれば極めるほど曲としてより魅力的な演奏ができるようになります。
世の中にあるコード奏法の書籍・楽譜、コード奏法を教えているピアノ教室、そして当教室の「コード奏法専門コース」は、多数ある「型」や「お作法」をそれぞれの工夫でお伝えしているのです。
具体的には、まず「コードネームから何の音を弾かなければならないのか」を分かる必要があります。
次に、ただ弾くだけではなく、自分が表現したいイメージにするための伴奏形を知る必要があります。
ある程度基本が分かったら、より魅力的な演奏にするためのフレーズの入れ方、メロディーの変更方法(フェイクやアドリブ)、メロディーを和音にしてよりゴージャスに・・・など、目的や目指すレベルに応じてできることを増やしていけばよいのです。
どれくらい弾ければコード奏法が可能?
コード奏法で何ができる?
一段譜でさらっと弾けるのはあこがれ
曲数を揃えたいときこそコード奏法
自分の好きなアレンジで弾ける
保育士・幼稚園教諭は、現場で活用できる!
市販の楽譜を弾く時にも、コードの知識が使える!
市販の楽譜の音を増減できる
コードを知っていると譜読みが早くなる?
本格的にジャズピアノに取り組むには、コード必須
その他、こんな場合にコード奏法が役立ちます
上記に書いたこと以外にも、
- 弾き語り・歌伴奏
- バンドの中をキーボード弾く
にもコード奏法がとても役立ちます。
「弾き語り・歌伴奏」と「バンドキーボード」の場合は、ピアノソロのやり方を基にした上で違う弾き方が必要になりますので、以後の章で説明します。
弾き語り・歌伴奏の場合